猫ひろし:猫ひろしのマラソン最速メソッド

猫ひろしのマラソン最速メソッド 市民ランナーのサブスリー達成術 (ソフトバンク新書)/ソフトバンククリエイティブ

ロンドン五輪出場を目指しカンボジア国籍したを取得したことで大きな話題となった猫ひろしの著作。同件に関しては色々と批判する人も多いと思うが、今回は本のみに関する感想を書こうと思う。

アマチュア・ランナー、特に初心者に向けた本としては非常に優れているというのが第一印象だ。文中の言葉遣いはカジュアルだが、内容自体は非常に真面目且つ充実している。また、芸能生活が忙しい筆者が如何に練習時間を確保しているかは、多くの社会人にとって参考となる点だ。

小出監督がその著作で練習は裏切らないと断言していた。猫ひろしも本書でとにかく走る、距離を踏むと書いている。食事をする様に走る週間を作れとも。その通りだし、マラソンに近道は無いということだろう。

他方、猫ひろしには一流のコーチもついており、そのコーチが筆者の忙しく、また不定期でもあるスケジュールの中メニューを作成していく様子も垣間見える。例えば移動ランや朝帰りランだ。そういった工夫には

「速くなるためには、なにかを犠牲にしなければいけない」という、猫ひろしのマラソンに対する真摯な覚悟が伺える。

本書では速く走るための条件が4つ挙げられているが、その中でスピード練習に関しては詳細な説明がされている。同項目でさりげなく述べている一言が忙しい人には貴重なアドバイスだろう。

大事なのは、時間や場所を選ばないこと。走れるときに走る、走りたいときに走る…走る時間帯を決めてしまうと、その時間にもし用事が出来たら…その日のトレーニング計画が台なしになってしまいます。

と筆者は述べている。

トレーニング方法以外にも食事、肉体改造、体のケアやレースに向けた準備についてもある程度触れており、参考とする点は多い。また、禁欲生活について明確に述べているのは猫ひろしがお笑い芸人だからだろうか。書きにくいが重要な点であるこのことに触れていることは評価に値すると思う。

最後にこれだけマラソンで結果を残していながらもマラソンは芸人としてのパフォーマンスの一部と明言し、レース前日でも仕事を断らないという筆者の姿勢には学ぶべきことが多いと思った。

唯一懸念を持ったのは、猫ひろしは小出監督が薦める後半型ではなく平均ペース型で走っていることだが、それでもサブ3を達成しているのだからそういうこともあるのだろうと受け止めるのが良いだろう。全てのランナーやランニングに興味のある方、特に忙しい社会人ランナーにお薦めしたい一冊だ。

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両親が北海道出身で私も短い期間住んでいたのでスキーは昔からする。本格的に習った訳ではないから全く上手くないけど。

後はアイススケート位かな?これは色んな所でやった。ロックフェラーセンターとか珍しい所ではエル・パソとの国境都市シウダー・フアレスの室内スケートリンクで。

大学生の時に東欧人の女の子二人とスケート場に行ったこともあったけ。何故か全くの初心者だった。

こちらでも12月1日からリンク上が開くので何度かスケートをしに行くと思う。手袋買わなければ。