柴田亜衣著ではなく、あくまで監修だそうです。 柴田亜衣さんは言わずと知れたアテネ五輪の800M自由形金メダリスト。 日本人が自由形で金メダルですよ。競泳やってる人だったらその凄さが分かるはず。 題名通り、本書はクロールのみに焦点を絞っている。内容は初心者から中級者向け。 その為か、具体性に欠けると思われる点が多々ある(例えば飛び込みの所)が、クロールでタイムを伸ばす心構えは色々と紹介されている。 競泳で勝つ!との題名だし、クロールなのでタイム重視なのは必然かな。 メンタルと食事に関する項目は、せっかく設けたのだから食事についてはもう少し具体的に書いて欲しかったなぁ。 筋肉の質を上げるとあるが短距離と柴田選手の様な中距離ではビート数が違ったりするので筋肉の付け方も変えなくてはならないだろうし、あまり意味が分からなかった。 後は出来ればレベル毎のメニュー例があったらなぁとは思った。 ただ、一種目にフォーカスした本って意外と少なく、多くの本は4泳法全てカバーする代わりに本当に広く浅い本が多いのでその点は評価に値する。