アスリートの体②

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この記事でもうひとつ興味を惹かれたのが以下の点。

・五郎丸選手の体脂肪率は恐らくそれ程低くない(ある程度体脂肪が乗っていたという文面から解釈)

これには理由が二つあると思う。ひとつは著者が言うようにコンタクトの多いスポーツなので脂肪がプロテクションとなるし、また、エネルギー源としても脂肪が必要であるということ。

も うひとつとしては日本人の体格によるところが多いのではと思う。欧米や南太平洋諸国の選手と比べ、どうしても平均身長が低い日本人が体を大きくする、つまり体重を上げるにはどうしても脂肪を付ける必要があることが大きいのではないかな。

柔道の重量級では特にそれが顕著だと思う。例えばリネール選手なんか重量級だけど体つきは中量級選手みたいです。大多数の日本人選手では中々あの体脂肪率で重量級の体重まで持って行くのは大変でしょうね。

しかし筋肉を鍛えるという行為に対しても目的によって方法が大分変りますね。著者は元ビルダーでおそらく魅せることが主目的。だから体脂肪を抑える努力をする。内村選手も体脂肪率が相当低そうだがこれは短時間(といっても短距離走よりはよっぽど時間は長いけれど)で爆発的な出力を必要とする競技だからとにかく速筋系の筋肉が重要なのだろう。

ラグビーはどうなんだろ。スクラムとかダッシュを考えれば速筋重視だろうけど、試合時間は長いし、著者が言う通りコンタクトを考えれば脂肪は必要なのでしょうね。

スポーツを(特に生で)見ると各競技の選手の体つきが結構異なることに気付きます。そういう所に気付いたり、何故と考えるのも私にとってスポーツ・武道観戦の醍醐味のひとつです。

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