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Hookです。
去年亡くなったロビン・ウィリアムズが大人になったピーター・パン、ジュリア・ロバーツがティンカーベル、フック船長をダスティン・ホフマンが演じている映画です。監督はスピルバーグ。
上映されてから2年位経った高校入学前の春休みに初めてこの映画を見て凄く切ない気持ちになったのを覚えています。永遠の子供であるピーター・パンですら大人になってしまったというストーリー、ティンカーベルのジュリア・ロバーツの表情を高校入学までの一週間強、何度も何度も考えていたことを覚えています。
ネバー・ランドの子供達、ロストボーイズが誰も大人になったピーター・パンを信じなかった中、黒人の男の子がピーター・パンの顔に触れた後、ピーター・パンだと認識し皆が駆け寄った場面、その際のジュリア・ロバーツの表情が特に印象に残っています。
また、フック船長がピーターの息子が野球でホームランを打った際笑顔で迎えるのをピーターが見て悲しそうな顔をする場面もよく覚えています。
ファンタジー映画なのですが、家族とは、大人になるとはということをしっかり考え始める契機となった作品の一つかもしれません。
大人になった今でもたまにこの映画を見直します。この映画、音楽を聴くと高校に入る前にベッドに寝っ転がってHookのことを考えていたあの頃に戻れる気がします。いやある意味実際に戻っているのかもしれません。
前述のホームランの場面等大人になり子供を持った今だからこそ良くその感情が理解出来る場面も多いです。
そのひとつがフック船長との闘いで心臓を刺されて殺されたルフィオの死ぬ直前の一言。ピーターに対し
と。
これまでの人生で日本でもそうですが、仕事の関係で海外の様々な所で親がいなかったり、虐待された、若しくは貧困にあえぐ子供達を数多く見てきました。その中で自分がどれだけ恵まれた子供時代を過ごしてきたのかと実感されられることが何度もありました。その度に上記の台詞を思い出すことが多かったです。
年を重ね、人生経験が増す毎に新たな発見や感情を掘り起こしてくれるHookは私にとってとても大事な映画です。