アスリートの体①

筋肉マニアがアスリートの体を見れば。 内村航平の背中、五郎丸歩の脚部!

中々面白い記事だ。基本的に筋肉マニアの妄想だけど重要な点が幾つか挙げられている。

・体操選手はひたすら六種の技を磨くのでバーベルやマシンを使った筋トレをしない。

要は練習が自重トレの役割を果たし、結果筋肉が付く。高い料金を払ってジムに行かなくても筋肉は付くということだ。実際、最近はやりのプライベートジムの数少ない利点は初心者がトレーニング方法を学べること、お金を払ったりトレーナーの存在により真剣度と緊張感が増すこと位かなと思う。ある意味テスト勉強をしている状況と似ているかな。

ただ、短期間ではそれが最善かもしれないけど理想の体型を長く続けたいのであればプライベートジムはどうなんだろ?行き過ぎた食事制限を持続することは想像以上に大変ですよ。ボクサーやその他減量を必要とするスポーツや武道の競技者だって試合後は大抵体重を増やしているし。例えて言うのであれば魚を買うよりは釣る方法を学んだ方が良いと思います。特に体に関しては各々調整方法は異なるので早めに自分なりの方法を見つける方が良いと思う。

上記の点で私が凄く興味を惹かれるのが超回復について。記事では述べていないけど内村選手は恐らくほぼ毎日トレーニングをしてあの体を作り上げたのだと思う。ボディビルダーと違って魅せるための体作りをしている訳ではない筈なのにあの体。では超回復という概念は?体操選手やレスリングの選手の体つきを見て以来、私はあまり超回復について考えなくなりました。

長いので後で続きを書きます。

鶴岡のおじさん

鶴岡のおじさん、姿現さず寄付41年 最後に児童と交流

全文は朝日新聞のサイトで登録すれば無料で読めます。

41年間も寄付を続けてこられた。姿も現さずに。素晴らしいですね。図書費というのがまた粋だと思います。寄付総額220万円、1,400冊以上の本かぁ。毎月お金と共に手紙を添えていたそうです。

学校が閉鎖されると聞き、最後の最後に姿を現すと決めるまでには色々な思いがあったのではと勝手に想像します。

最後となった501通目の手紙の文末はこう結んだそうです。

別れても 心の絆 とわに咲く

素晴らしい!

小島寛之:世界を読みとく数学入門

世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険 (角川ソフィア文庫)/角川学芸出版

先日、紹介した本に続き数学関係の一冊。とはいってもこちらも一般読者を対象とした本。

冒頭、筆者が数学が大好きな一方、現在の学校数学に懸念を抱いていて数学の楽しさ、如何に数学が自然界及び我々の社会と関係しているかという知ってもらいたいという願望が如実に伝わってくる。

本書は大きく分けると整数、分数、無理数及び虚数の4つのテーマに分けられる。それらが如何に我々と関係しているか(RSA暗号や幾つかの映画を例として挙げる等)、また、時には我々の行動の制限に繋がるか等(例えば10進法の壁)を優しく説明している。

ただ、考え方の紹介や説明をするだけではなく、所々でパズルを提示し読者の参加を促し、更なる理解の深化へ繋げようと試みている。これらのパズルは中々面白い。

本書で取り上げられる概念(とは言っても大体のものはごく短くではあるが)としては黄金比、ランダムウォーク、フェルマーの最終定理、ゼータ関数等。また、ベイズの逆確率、ポワッソン分布、ガウス分布等どちらかと言えば統計学の分野に収まるも紹介されている。

また、量子コンピューターの可能性とRSAに及ぼす影響等は多くの人を魅了するのではないか。

色々と興味深い例が挙げられていて楽しめる本。個人的には素数かな。一見簡単で未だに規則が完全に解明されていない。そこに大きな魅力を感じる。