カテゴリー別アーカイブ: スポーツ全般

マリアノ・リベラから学ぶこと

週刊SPA!の記事より。

ヤンキースの2シーズン前までの守護神で最後の背番号42。

彼の著書を週刊SPA!が紹介している。その中で私の関心を引く文言が幾つかあった。以下孫引き。

スポーツに関する皮肉の一つだ。うまくやろうと考えすぎると、必ず失敗してしまう。(中略)自分で自分の邪魔をしてはいけない。力を入れすぎず、自然に体を動かすことが必要だ。

山刀(マチェーテ)を振りまわすな。子どもの頃、そう教わった。(中略)正しい扱い方をしっかりおぼえたら、むだな力を使わず、シンプルに操れる。私は人生のあらゆる場面で、これを心がけてきた。シンプルに。

草原や山で雑草を刈ったり薪を取る際に使われるマチェテ(こちらが正しいというかより近い発音だと思う)。私は使った経験があるので良く判るが、熟練者は本当にシンプルに扱う。

同じことがスポーツと武道にも言える。私の嗜む水泳と空手はそれが如実に出る種目ではないかな。

水泳は空気の840倍の密度がある水の中を如何に効率良く進んで行く競技。それなりの工夫はあるけれど(良い例が萩野公介選手の自由形)、結局の所如何に水の抵抗を減らすかがポイント。

空手もそうだ。以前述べたと思うが上段者の形の美しさは無駄な動きが無いことが主要因ではないかと思う。それは突きひとつにしても、受けにしてもそうだ。伝統派の場合は特に。

同じ考えをパナマ出身のリベラ選手が持っていることにいささか驚いた。メジャーリーグではどちらかというと派手な動きの選手が多いと思っていたからだ。

原本を読んでみたいと思った。

商社マンボクサー世界王座獲得!

商社マンボクサーとしても知られる帝拳の木村悠選手がWBCのライトフライ王座を獲得しました。

木村選手の試合は見たことがないのですが、良くゲバラに勝ちましたね。勝手に不利かと思っていました。

木村選手のブログを何度か拝見して食事面など自分なりに考えているのだなぁと常々思っていました。おめでとうございます!

しかしWBCのベルト、相変わらず格好いいなぁ。

そう言えば帝拳いえば粟生選手は今、どうなんだろ?今日、試合予定が怪我で欠場と聞いたけど。

羽生結弦のメンタリティー

フィギュアスケートNHK杯のSPで羽生結弦選手が世界新を出しましたね。

彼の実力からしたらそのこと自体はそれ程の快挙ではないのかもしれない。勿論凄いことには変わりはないのだけれど。

私がそのスコアよりもっと凄いなと思い、特に関心を惹かれたのは羽生選手の精神力というか物事の捉え方。

羽生選手より前に滑った選手が今季世界最高を叩き出した。それを見て「絶対、抜かしてやる! 見てろよって思った」そうだ。

フィギュアスケートではゴルフ、体操、水泳、空手の形と同じく一選手が物理的に他の選手の動作を阻害することは出来ない。その点で多くの球技や陸上競技の一部(マラソンとか)とは異なる。更に競泳等とも違うのは、他の選手と同時に競技をしないことだ。

その点でメンタル面の管理とその意味合いが多くの競技と異なるのではないかと思う。恐らくだかメンタル面が競技の出来に占める割合は他競技の多くと比べ、大きいのではないかと想像する。

その中でこの負けん気と実際にその選手のみならず歴代最高であった自己記録すら抜いてしまう実行力。つまり実力的には疑いはないのだろうが、その実力を普段よりも重圧がかかりそうな舞台で出し切れる実行力、素晴らしいの一言だ。

フィギュアスケートの実力もさることながらその甘いルックスで人気の羽生選手。だがやはり超一流アスリートなんだなぁと彼の言動から改めて実感した。