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鶴岡のおじさん

鶴岡のおじさん、姿現さず寄付41年 最後に児童と交流

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41年間も寄付を続けてこられた。姿も現さずに。素晴らしいですね。図書費というのがまた粋だと思います。寄付総額220万円、1,400冊以上の本かぁ。毎月お金と共に手紙を添えていたそうです。

学校が閉鎖されると聞き、最後の最後に姿を現すと決めるまでには色々な思いがあったのではと勝手に想像します。

最後となった501通目の手紙の文末はこう結んだそうです。

別れても 心の絆 とわに咲く

素晴らしい!

想像力

作家村上春樹さんが福島県で行われた文学講座に特別ゲストとして出席

中々興味深い発言をされている。

・想像力はどこかから引っ張ってくるものではない。何かに誘発され、自分のストックから湧き起こってくるもの

・大人になって屋根裏(子供時代の想像力)にアクセスするのが小説家の仕事

一つ目は多くの研究者や作家が共感するのでは?閃きというのは多くの場合、試行錯誤した末に生まれるものだと。武道の修行もある意味そうだし、悟りもそういう場合があるのではないかな?断食中に悟りを開いたりすることが多いのも関連してくると思う。

二点目は言わんとすることは分かる気がするがちょっとモヤモヤした気分だ。多分その実体験が無いか少ないからか。たまに日本の母校の小学校に行くと机やトイレの小ささにビックリするが、その感覚も屋根裏の一部となるのかな?