想像力

作家村上春樹さんが福島県で行われた文学講座に特別ゲストとして出席

中々興味深い発言をされている。

・想像力はどこかから引っ張ってくるものではない。何かに誘発され、自分のストックから湧き起こってくるもの

・大人になって屋根裏(子供時代の想像力)にアクセスするのが小説家の仕事

一つ目は多くの研究者や作家が共感するのでは?閃きというのは多くの場合、試行錯誤した末に生まれるものだと。武道の修行もある意味そうだし、悟りもそういう場合があるのではないかな?断食中に悟りを開いたりすることが多いのも関連してくると思う。

二点目は言わんとすることは分かる気がするがちょっとモヤモヤした気分だ。多分その実体験が無いか少ないからか。たまに日本の母校の小学校に行くと机やトイレの小ささにビックリするが、その感覚も屋根裏の一部となるのかな?

酒に酔って?

神奈川県海老名市の市議会議員がツイッターで「同性愛は異常」と書き込んだ件について「酒によってふざけて書いた」と述べたそうだ

お酒を飲まない人間としてはこの逃げ方が一番腹立たしいし、議員辞職をするつもりはないそうだがどうだろ?この人終わったと思う。

色々な考えの人がいる。思想・宗教・性的嗜好等における各々の考え・好みは多種多様に亘る。それ自体は否定しない。

ただ今回の件についての問題は最低でも二点。第一に私の理解する限り、アルコールの影響下にあったからと言って普段全く考えていないことが口から(今回の場合は書き込みだけど)出ることはない。今回の件は更に書き込むという行為だったのだから尚更だ。その点についてはメノンとかを読んだ方が良いと思う。

第二としては仮にこの鶴指眞澄議員が言う様に普段は全く同性愛について深く考えてもいないのであれば、それこそ今の時代の議員としては失格であろう。海老名市の人口規模を考えれば同市に同性愛者である市民が皆無ということはあり得ない。この議員はその方々のことを考えていないということですよね?

問題が大きくなる前に辞職するべきではないのかなぁ。

浅田真央の悔しさ

27日、28日のNHK杯で3位となった浅田真央選手。翌日の朝まで悔しさが残っていたそうだ

一緒にテレビ出演した同5位の長州未来選手が「楽しかった。」と語っていたのとは対照的だ。

ご存知の方が多いと思うが優勝したのは17歳で女子高生の宮原知子選手。浅田選手のコメントを大人げないと思った人も少なからずいると想像する。

しかし、私は浅田選手のコメントを読んで彼女はこれからも伸びる可能性を秘めているなと感じた。25歳の浅田選手にフィギュアスケートでどの位体力的及び技術的な伸びしろがあるか私には分からないが、勝負に拘るという競技で最も大切な姿勢をハッキリと公の場で示した浅田選手。技術面だけでなく精神面でもまだまだ一流であることの証であろう。

今後の健闘を期待したい。